SKANDI FOOD & DESIGN

ここ数年のグルメブームは私の住むスカンジナヴィアでも盛り上がっています。スカンジナヴィアの食文化を北欧デザインと伴に紹介します。

Ylajali, Restaurant in Oslo

Ylajali-- 何だか不思議なネーミングのレストラン。由来は1920年ノーベル文学賞受賞ノルウェー人作家Knut Hamsenの作品「飢え(Sult, 1890)」に登場する主人公が憧れる女性の名前なのです。物語の中では、Ylajaliがこのレストランが入っている建物に住んでいるという設定だそうです。実際はもともと国立病院の薬局部に使われていた建物。内装もその名残がパネル張りの壁やタイル使いなどに見受けられます。

2002年オープンしたレストランYlajaliはスタートは芳しくなかったものの、2010年夏、Even Ramsvik(元Palace Grill, そしてミシュラン一つ星Restaurant Oscarsgate)をシェフとして迎え、内装もリフレッシュし再スタートを遂げました。そして昨年末には早くもノルウェーのビジネス紙Dagens Næringslivで高得点を得、そのレストランランキングで一位に躍り出ました。

さて、そんな前評判も高々なレストランで主人が私の誕生日を祝ってくれました♪
Ylajali 1

レストランは夜のみオープンで、コース料理(8もしくは6コース)のみです。私たちは8コースとそれに合ったワインのコースをいただきました
まずは3種類のお通し(1つは紙袋に入ったポテトチップス!)、そして2種のアミュゼがコース料理の前に出されます。

Ylajali 2Ylajali 3ウニが山葵風味のソルベとリンゴの下に(左)、卵の中には卵料理が(右)それぞれ潜んでいます。

Ylajali 4
お料理1番目はノルウェーが誇るSALMAブランドのサーモンにポン酢ソース。茶色の粉は何だと思いますか?ホイシンソースを粉状にしたものなんです!

Ylajali 5
ノルウェーでとっても美味しいオマール海老、そのグリルに続き。。。

Ylajali 6
白身のお魚をムール貝のエキスの詰まったオランデーズソースで。

ここでまた不思議なアミュゼが。隣のテーブルには既に出されていたので興味津々。ガラスのドームの中に湯気がモクモクしているものが運ばれてきます。これをマジックのように目の前でパッと開けてくれるのですが中身は小さなクリスプブレッドのオープンサンドで、何だかスモークされたようなお味。そうなんです!湯気ではなくって煙だったんです。後でシェフにこの事を質問すると「五感をフルに使って食事を楽しんで欲しい」ためなんだそうです。な〜んて素敵な演出!

そしてお料理4番目は、今まさに旬、キノコのスープなのですが、スープは席でキノコが先に入ったお皿に注いでもらえます(写真がうまく撮れませんでした。ごめんなさい!)スプーンで最後まですくいきれず、スープが少し残ってしまいました。美味しかったのに残念。

ここからお肉料理2品ですが、その前にこんなお口直しが。
Ylajali 7クランベリーのソルベとゼリー、これに自家製のミューズリーをかけていただきます。なっ、何だか口の中がパチパチする!ミューズリーの中にあの「パチパチキャンディー」が隠されていました。ロンドンでは経験があったのですが、いよいよノルウェーにも上陸?そして見事に隠れんぼしていました。おもしろ〜い!

美味し〜い子牛の胸腺のソテーの後は(ノルウェーでいただくのは初めて!)、本日のメインディッシュ、イベリコ豚を24時間調理したものとフォアグラ(大好き!)のソテーに蕪4種添え。もちろんソースはテーブルでかけていただけます。
Ylajali 8

ここでもう充分過ぎるくらい満足しているのですが、チーズでとどめ!美味しいそうなチーズ達を乗せた専用のテーブルを見ていた私は迷わずチーズのセレクションを選び、下の写真は主人がいただいたブルーチーズと、フルーツのコンポートとゼリー添え。クローバーの葉っぱが添えてあるのがわかりますか?
Ylajali 9

デザートは(ごめんなさい!ここも写真がありません!)、パンナコッタとソルベ、カボチャを薄くスライスし甘酸っぱくマリネしたものが添えてありました。味だけでなく、色も白のパンナコッタにソルベとカボチャのオレンジが映える綺麗な一品でした。

そして食後のコーヒーをいただいている時にまたまたこんな素敵な演出が。。。
古いクッキーの缶を手渡され、開けてみるとそこにはプティフール。かわいいミニサイズのカヌレに、トリュフとプラリネが入っていました。
Ylajali 10

北欧を意識したフレンチ。でも美味しい食材であればどこからでも迷わず取り入れる潔さ。コペンハーゲンのミシュランレストランNomaを意識したようなお料理や演出。一皿一皿が本当に美しく、味も良く、サプライズがあり、楽しめました。Nomaのシェフたちがウェイターに混じって食事をテーブルに運ぶように、ここYlajaliのEvenも頻繁にキッチンから出てお客様と話をしていました。彼は弱冠28歳。ハンチング帽をかぶったおしゃれなシェフ。これからがもっと楽しみですね!

お料理もアミュゼなどをカウントすると15コース程になったのでは?ワインもお料理に良く合ったセレクトでこちらも大満足でした!この間約4時間。でもそんなに長くいた感じはしませんでした。

さて、気になるお値段の方は。物価の高い北欧では外食もとてもお高いです。こちらはオスロで最も高いレストランのうちに入ると思います。でもミシュラン1つ星Restaurant Oscarsgateに並ぶレストランだと思います。
何かの記念日にいかがですか?お薦めです

Ylajali
St. Olav plass 2, 0165 Oslo,
Norway
Tel. +47 22 20 64 86
  1. 2011/09/11(日) 15:19:15|
  2. Restaurants
  3. | Trackbacks:0
  4. | Comments:4

Profile

skandimat

Author:skandimat
ロンドンを経て、2008年よりノルウェー、オスロ在住。語学力を活かし、大好きな食に関する最新情報を現地からダイレクトにお届けするのが目標。ノルウェー人の主人との間に一男。

INSTAGRAM @ skandimat

Instagram

Calendar

08 | 2011/09 | 10
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Latest journals

Link to Amazon

Monthly archive

Category

Category: None (20)
Restaurants (60)
Cafés (22)
Shops (6)
Materials & Products (10)
Recipes (186)
Culture & Trends (120)
Books (11)
Design (17)
Events (62)
Weekend Inspiration (54)

Latest comments

Search form

Display RSS link.

Link

add link

Friend request form

Want to be friends with this user.

Counter